テニスショップADO菅原です。テニスのフットワークやステップの時に着地するのはつま先からがいいとか、いやいや踵からがいいんだよってよく言われますが…….。どっちがいいという事ではなくつま先も踵も意識的な接地をさせる運動は危険だと思います。

質問です。今日一日、日常生活で接地する部位を意識した事ありますか?平な道であれば踵から、階段降りるときや急な上り坂であればつま先から路面の状況によってはミッドフッドからと..接地はその都度変化します。

日常生活でどこどこで着いてと意識して接地する事は絶対にありません。いちいち考えていたら生きていけないです。色々な環境により接地するところが勝手に決まります。身体が運動を選んでいます。

フェデラーの接地も状況によりいろいろです。

ヒールからがっつりもあれば↓↓↓

フォアフット↓↓↓

ミッドフット↓↓↓

と様々です。足が動いて着地しているのではなく人という構造体が空間を動き構造体全部で着地しています。構造上足がたまたま下に着いていただけの事です。大人たちの言葉を信じて頑張っている子供達のためにも1つの動作を切り取って『トップ選手は〇〇着地』ではなく全ては力学的な現象をきちんと検証し因果関係を明確に持つ必要があります。