テニスショップADO菅原です。日本の靴サイズと外国の靴サイズについてお話したいと思います。
日本の靴サイズと外国の靴サイズの大きな違いは

●日本の靴サイズは「足入れサイズ」
●外国の靴サイズは「靴型サイズ(ラストサイズ)」

になります。

日本の靴サイズはJIS規格（日本工業規格）国家規格により「足長（そくちょう）」と呼ばれる
『足入れサイズ』と定められています。（足囲も含む）

どういうことかというと「足入れサイズ」とはその靴に合う長さ（足長）などが表記されていてサイズ24cmの靴には24cmの長さの足が無理なく収まるようにつくられています。ですので２４ｃｍの靴は実は２５ｃｍで足長がつくられています。
（メーカーやスポーツシューズ、革靴等によっても若干変わります）


アシックスレディースシューズ24.0ｃｍ↑↑↑↑


インソールのサイズを測ると25.0ｃｍ

サイズ24㎝という靴には24㎝の長さの足が無理なく収まるということは、実際の靴の内寸法はそれより大きく（長く）つくられているということです。サイズにはこんなカラクリがあるのはご存知でしたか？ちなみに革靴は更に余分にサイズをとっています。
そして外国の靴サイズは「靴型サイズ(ラストサイズ)」ですが靴そのものの長さ（内寸）や太さ（容積）、幅などが表示されています。

よく海外のメーカーの靴を履くと「外人は足が細いから海外の靴は細くて履けないんだよねー」と言う声をききますが…海外の靴はそもそも日本のサイズ規格とまったく考え方が違います。更にフレンチ（EUR）はセンチ、イギリス（UK）、アメリカ（USA）はインチとバラバラです。
お店で『何センチください』と靴を買うのは日本特有の靴の買い方になります。アメリカ、ヨーロッパの人の靴の買い方は『私の足に合う靴をください』と足の専門家にシューズを選んでもらいます。

10年前よりは足を計測してくれるお店が増えてきましたのでとても良い事だと思います。日本もシューズは自分で選ぶものではなく専門家に選んでもらうものと意識が変われば足のトラブルも今より少なくなると思います。
今履いているサイズが本当に正しいサイズなのかはきちんと専門家に診てもらいましょう！