テニスショップアド菅原です。前十字靭帯断裂の大怪我からテニス復帰された男性に足のカウンセリングとSUPERfeetカスタムインシールを作製させて頂きました。

前十字靭帯は膝の中央を走る「太ももの骨(大腿骨)」と「すねの骨(脛骨)」をつないでいる靭帯のことをいいます。 前十字靭帯が損傷する動作はジャンプからの着地や急な方向転換をした時に特に起こりやすくなります。

本日のお客様の足は過剰回内(オーバープロネーション)で適正なタイミングで硬い足(回外)にする事ができず下腿とともに膝から上も内旋し膝が過度に内側に向いている『ニーイントゥアウト』。そして胸郭の動きが硬く体幹を固めたような歩行のため上手くたわむ事ができず身体全体の衝撃緩衝もできなくなり軟部組織等にも負担がかかる可能性が高くなります。

胸郭は足部同様複数の骨が密集している場所になります。上肢の動きがリズムカルに動くためや胸郭が柔軟に動きたわんでくれることにより衝撃緩衝としての役割があります。下肢のトラブルを抱えている人程、胸郭の動きが悪くなっている可能性が高いです。慣性モーメントも大きくなりますので動き出すのも動きを止めるのも力がより必要になってしまいます。

胸郭の大きな役割が『呼吸』です。実は肺には筋肉がないので心臓みたいに自ら動くことができません。横隔膜や肋骨間の筋肉の働きによって胸腔自体を広げることにより呼吸をしてます。ここ1年コロナ禍で日常的にマスクをしている事で浅い呼吸で生活していることになります。

つまり胸郭をたくさん動かさなくなるので関節も少ししか動かず、筋の伸張も少なくなり動きの小さくなった胸郭になり動きにくい状態になります。胸郭の動きが以前よりもさらに悪くなっているお客様が多くなったとカウンセリングをさせて頂いていて感じます。

腰、骨盤、股関節、膝、足部のトラブルは胸郭の動きの悪さが原因の可能性がとても高いです。ですので足のカウンセリングをさせて頂いたお客様には日常できる胸郭、骨盤、膝、下腿、足部等のセルフメンテナンスをお伝えさせて頂いています。

セルフメンテナンスとSUPERfeetを組みわせる事でより改善されるスピードと毎日の身体の調子が担保されます。