テニスショップADO菅原です。指の付け根に痛みが出る中足骨骨頭痛でお悩みの方に足のカウンセリングとSUPERfeetカスタムインソールを作製させて頂きました。中足骨骨頭部は、いわゆる“足の指の付け根” 歩くとき、足を踏み出してから蹴り出す瞬間まで地面と接している部分で、体重が集中してかかります。
中足骨骨頭痛でよく言われるのが『横アーチの低下』ですが中足骨頭の並びで作られたものを横アーチと言いますが、横足根関節の距立方関節が立位で適正に外反ロックすることで硬度を保っているだけですので横アーチじたいは構造上支える力はありません。そもそもの原因が、 指の付け根の骨よりもさらに後ろにある踵（かかと）周りの骨格が崩れてしまうこと（オーバープロネーション）にあります。踵（かかと）周りの骨格の崩れはつま先側の骨格を必要以上に広げてしまいます。
そして中足骨骨頭痛の対処法として使われるメタターサルパッドは注意が必要です。外反母趾や中足骨骨頭痛で症状があらわれている足には共通する特徴がありかかと周りの骨格が崩れてしまっていることが多いので、ほとんどの場合が偏平足、開帳足という状態になっています。（開張足（かいちょうそく）体重がかかると、つまさき全体が異常に広がってしまう足。）
メタターサルパッドは中足骨を下からパットで持ち上げます。中足骨は下から持ち上げてしまうと関節が動きやすい特徴がありますので開帳足で骨格が崩れている状態でパットで持ち上げるほど足の骨格配列がグシャッと潰れた足になってしまいます。本日のお客様も足の骨格配列が崩れて縦にも横にも広がってしまっている足になってしまっていました。そのことで今履いているシューズも幅広でサイズも大きめのシューズをお履きになられていますので負のスパイラル状態でした。
SUPERfeetカスタムインソールで『左右それぞれの本来あるべき正しい足の骨格位置、ねじれ具合、矯正形状』にしてサイズも1cmダウン！シューズも見直して頂き正のスパイラルへ。経過観察をさせて頂きます。
