テニスショップアド菅原です。関東は梅雨明けして一気に夏本番みなさん熱中症には十分お気をつけ下さい。みなさんはこのブログをどんな姿勢で読んでいますか?座りながら、立ちながら、寝転がりながら・・・。
今おこなっている姿勢を意識しておこなっていますでしょうか?私たちは、姿勢を保持する事や調整をほとんど無意識で行っています。たとえば道が凍っていたり、ぬかるんでいれば身体や手でバランスを取りながら移動しませんか。夜中にのどが渇いて水を飲みに行こうとした時、暗闇でもゆっくりながら、目的の方向に進めませんか。

私たちには、意識しなくても姿勢を調整するために3つの感覚器があります。

• 体性感覚⇒体で感じる、座面や足・手など触れる部分から情報
• 視覚⇒映像情報と気配、位置や距離感など目から入る情報
• 前庭感覚⇒傾き、回転、落下、加速、頭の傾きで、重力に対して耳石が動く情報

この3つのシステムが関わりあって地球上で自由に動く事を可能にしています。この3つのバランスが重要であり、それぞれがしっかりと働かなくてはいけません!

しかし、どれかが過剰に働いたり情報量が減ったりすると、体のシステムは低下する傾向にあります。私も人の事はいえませんが現代社会ではパソコンやスマホの利用により目の使用頻度はさらに高くなっています。
元々人間の視覚は視野を大きく広くみるように進化してきていますのでパソコンやスマホの画面を長時間凝視するような現代社会は特に目の過剰な働きにより『頭痛』『肩こり』『首の痛み』などの症状であることがあります。

目をつぶって頂き頭を前後左右に大きくゆすって頂いた時に『めまい』がするや、『頭がふわっと』するといった症状がある方は前庭感覚『前庭器迷路』働きの低下かもしれません。視覚から入る情報と前庭器迷路から入る情報のズレなんです。耳の奥にある、三半規管と呼ばれる部位は、頭の傾きにより体の位置情報をキャッチしますが、その位置情報の機能がしっかりと働いていない場合があります。

前庭感覚の非活性化は落下、加速、平衡感覚、回転などを受け入れる事ができなくなってしまうのでスポーツをされている方はパフォーマンス低下、ケガをしてしまうリスクが高くなってしまいます。ご高齢の方は転びやすい身体になってしまうこともあります。

足のカウンセリングをさせて頂いたお客様にはご自身でできる、感覚系の調整エクササイズと身体のボディメンテナンスの方法を必ずお伝えしています。あなたの『からだ』の状態をちゃんとチェックしましょう!