テニスショップADO菅原です。坐骨神経痛でお悩みの女性に足のカウンセリングとSUPERfeetカスタムインソールを作製させて頂きました。
坐骨神経は腰のあたりから足の裏、爪先まで伸びている神経です。坐骨神経という腰や両足にかけて伸びる神経の周辺で起こる痛みの症状ですが坐骨神経痛とは病名でなく、坐骨神経を圧迫することで生じる痛みやしびれ全般を指しているそうです。

足のカウンセリングをさせて頂いたところ重度の扁平足と外反母趾で典型的なかかと周りの関節群が過剰に動きすぎてしまうオーバープロネーション(過剰回内)でした。坐骨神経は足裏の内側を通り、爪先まで伸びている神経です。さらに足部骨構造を崩すアイテム、アーチインソールと5本指ソックスをお使いでしたので体重がかかるほど回内(距骨下関節の運動用語)方向への動きがより強く働いてしまうので荷重がかかるたびに神経がひっぱられる事で痛みや痺れが出たと考えられます。

アーチサポートインソールが何故足部構造を崩すかと言いますと扁平足は、ただ単に土踏まずが崩れてしまっている状態だと思われがちですが、本当は違います。そもそも土地踏まずの高さが変化する仕組みは『脛』の動きと連鎖しています。アーチが変化する仕組みは・・土踏まずのアーチは脛(スネ)が外旋(膝を外側に回すように)することで高くなります。内旋(膝を内側に回すように)することで低くなります。

アーチの形はこの仕組みでしか変化しません!!土踏まずが低くなる事は人が本来持っている足の機能なので問題ないのですが、扁平足はその動きが過剰になりかかと周りの関節群が崩れること(オーバープロネーション(過剰回内))で、本来アーチ状の空間を作るはずの土踏まず部分が著しく低下し、足の裏が平らに近い状態になってしまいます。
アーチが低くなるという現象は、床反力により内側側の骨格が持ち上げられているということになります。

上下から潰されている状態↓↓↓

つまり扁平足の人は床反力により下から持ち上げられてしまっている事が問題です。アーチの内側を持ち上げるインソールは・・アーチを低くして、下腿から上の部位を内旋させてしまいます。必ずです!!

本日のお客様も『言われてみればこのインソールを使いはじめてから痛みや痺れがひどくなってます』と仰ってました。前庭感覚もかなり減衰していましたので調整をさせて頂きシューズを見直し日常できるエクササイズとセルフメンテナンスをお伝えさせて頂き経過観察をします。