テニスショップアド菅原です。ナダルの登場でガットはポリエステルを使うのは当たり前になったテニス界。特にジュニア達はコーチやSNS、インプレ動画などでの影響でポリエステルを使うことに疑いを持つ事もありません。

自分がテニスをはじめた30年前はポリエステルガットはもちろんなかったのでゴーセンOGミクロかゴーセンOGミクロスーパーを張っていました。強いジュニア達はケブラ素材のアラミックスプロ1.10mmを張っていましたね。ミクロスーパーのゲージ(太さ)1.35mmが発売された時はこれでガットの切れる期間が延ばせると喜んだ記憶があります。

そんなガット老舗メーカーゴーセンから久しぶりにナイロンガットの新製品『LuXairBiTeラクシアバイト』が発売されました。楽 (ラク) × ラグジュアリー×AIR (エア/ 反発性)×バイト(喰いつき感)

① 海島構造モノフィラメント×マルチフィラメント
海島構造モノフィラメントとは、一本の糸を「海」と見立て、その中に異なる硬さの素材を「島」のように配置した当社独自の構造で、モノフィラメントに反発性を維持したまま様々な付加価値を付与する構造である。業界でも先駆けてUMISHIMA®シリーズとして発売してきた実績のある代表的製品をアップグレードし、マルチフィラメントと掛け合わせることで、反発しながらも手への衝撃を緩和し、最適性を向上させた。

② LFSコーティング
表面にシリコンを配合した特殊樹脂コーティングを施し、インパクト時の摩擦を軽減することに成功。ノッチ部分(ガット同士の交差する部分)の動きを円滑にすることで衝撃を分散させ、ソフトな打球感を実現。ガット同士の摩擦が少ないことで、摩擦熱でガット表面が溶ける現象を軽減し、耐久性の向上につなげている。

UMISHIMA®シリーズは当店でも大変人気のガットです。AKプロ、AKコントロールそして今回発売されたLuXairBiTeは新たな客層におすすめできるガットですので大変期待です。男性ストローカーの方は打球感がよくスピンは凄いかけやすいけどそういうガットは耐久性が落ちるというのが難点。お小遣いでガットを張ってる男性にはお財布が痛いですよね。今回のガットでどれだけ耐久性があるかは正直実際に張ってみないとわからないですが一度試されてみては。

ポリエステルガットが主流のテニス界ですが当店では学生以外にポリエステルを積極的におすすめする事はしていません。ポリエステルガットはボールの反発力が抑えられていてコートにおさまるのでテニスが上手くなったような錯覚に落ちますが、体への負担がとても大きいです。しかも自分では気持ちよく打ててるけど相手のコートでのボールの威力が意外となかったりします。

いつまでも怪我なくテニスを楽しむためにもガットのテンションを思い切って落としたり、ガットをナイロンに変えてみたり楽ちんを探してくださいね。