テニスショップADO 菅原です。
新年あけましておめでとうございます。本日1月4日より通常営業となります。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今年の箱根駅伝は劇的な最後で駒大逆転優勝でした。アンカーの石川選手、外力使った実にナチュラルで効率的な走りでした。素晴らしかったです。
人も含め地球上で生きている動物は動く時に必ず自分の身体を一度地球上にぶち当てる事で反力が生まれそのエネルギーを効率的に使い動いています。つまり外力がなければ立ち上がる事も、座る事も、歩く事も、走る事も、寝転がる事も、立っている事さえできません。
人間が地球という環境の中で効率的に動き、生き残るために何百万年もかけて手に入れたものが2足走歩行です。走る事が特別になってしまっている現代ですが、そもそも走る歩くの違いは『スピード』ただそれだけです。何かから逃げる、目的地に早く到着するなどなど。ですので歩く=走る、走る=歩くです。
歩くもですが走る時に必ず空間を移動しています。マラソンで速く走る=いかに外力を効率的に取り込み身体重心が、他の誰よりも効率的に次のスペースに移動することを42.195kmという距離で実現する事ができたかということです。
駒大のアンカー石川選手も素晴らしい外力主体の走りでした、色々ありますがなんと言ってもこの写真の動き。
全身で落下運動をし落ち切る事でとてつもない外力をもらっています。脚力、筋肉(内力)主体ではありません。人間の上半身の重さは全体の約70%です。足だけの反力だけではなく左肘と上半身を連動させ上半身の重さも地面にぶち当て全身で落下する事でとてつもない床反力、外力を貰っています。筋力(内力)でこの大きなエネルギーを生み出す事は不可能です。動いているのは足ではなく人という構造体全てが空間を移動しています。
積極的上下運動バウンディングこそが推進力を高めます。そして衝撃は味方です!!優れたアスリートの共通点、圧倒的な外力生成力です。筋力が凄いんじゃないです。皆さんも外力に身をまかせ動きたいように身体を動かせば怪我をしにくく楽=効率的に身体に動きになりますよ。