テニスショップアド菅原です。外反母趾でお悩みの女性に足のカウンセリングとSUPERfeetカスタムインソールを作製させて頂きました。学生時代からソフトテニスをされていますが、母趾の関節の痛み、膝の痛みがひどくなってきたという事でご来店くださいました。

外反母趾になると親指が小指側に捻じれて倒れていきます。母趾(足の親指)の付け根にある第一中足骨という骨は、この時に広がりながら母趾の位置とは反対方向にねじれてしまう現象が起こります。そして足にはたくさんの血管や神経が指先まで走行してますので親指の関節が変形するということは、神経や血管も引っ張ってしまい痛みを起こします。

そして親指の大切な仕事として足の指の付け根から、地面を大きく蹴りだす事です。しかし外反母趾の方はこの蹴り出すための関節面が大きくズレるため本来の蹴り出しができなくなります。そのため
● 足を前に蹴りだせずアヒルのように横に振りだしてしまいます。
●歩幅がせまくなります。
● つま先が上がりにくく、躓きやすくなります

その結果
●関節面同士のぶつかりによる痛み
●神経の引っ張りによる痛み
●靴の中で足が過剰に動くための靴擦れによる痛み
●蹴りだしが前方にできずに足の付け根全体に負荷がかかる痛み
このような痛みが起こると考えらます。

歩く走るサイクルで最後の蹴り出しの際に重要な関節があります。母趾の付け根と母指球(第1中足骨頭)でなす関節を『第1MP関節』といいます。

この第1MP関節がスムーズに機能するためには、しっかりアーチが形成しなければなりません。アーチが作られたときのみストレスなく曲がる(背屈)条件付きの可動性を有した関節です。

外反母趾は荷重時にかかと周りの関節群が過剰に動きすぎてしまうオーバープロネーション(過剰回内)が原因と言われています。外反母趾はそのものの痛みもそうですが変形性膝関節症、変形性股関節症など様々な痛みに波及していく可能性があります。外反母趾の方はほぼ膝、股関節、腰等のトラブルとセットと言ってもいいでしょう。

本日のお客様は重度の偏平足と外反母趾。適正なタイミングアーチをつくることができず、蹴りだすための関節面が大きくズレているために、本来の蹴りだしを行えなくなっています。そして長年テニスで身についた母趾過荷重な動作。最初は軽度であっても、一度緩んだ足の結束は歳月と共に崩れが大きくなります。足の骨の結束の崩れは、踵からの骨の動きをどれだけコントロールできるかが重要です。

SUPERfeetカスタムインソールで根本的解決を!!