テニスショップADO菅原です。神奈川県からご来店の小学生女子に足のカウンセリングとSUPERfeetカスタムインソールを作製させて頂きました。

生まれてすぐの赤ちゃんの足は、まだ骨格の配列ができているだけで、実はやわらかい軟骨状態。成長にしたがって、立つのに必要な部分からカルシウムが蓄積され、骨へと成長していきます(骨化)。歩き始める1歳頃の足根骨(足首から下にあるかかとの骨)は4つで、足根骨が全部そろうのは4歳を過ぎた頃。また、最初はひとつひとつの骨が小さく、離れ離れでできていくので、この頃の子どもの足は非常にもろい状態です。骨化が完全に終了するのは18歳頃。実に人生の4分の1から5分の1の長い年月をかけて人間の足は完成します。

小学生7~10歳この時期は骨格も完成に近づき大人のようなアーチに近づく時期ですのでこの時期は特に慎重に靴を選び足からどのような刺激をを入れてあげるかが大切になります。心身共に健康でスポーツを続けるには日々のコンディショニングが重要になります。学生の方であれば通学や学校での時間がとてもながくなりますのでその時に履くシューズの選択はとても重要になります。

日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)結果では、1日の平均歩数は小学生11,382歩、中学生9,060歩、高校生8,226歩。全体で10,445歩という事です。足の裏側には姿勢を調整するためのセンサーである感覚受容器というものが豊富に存在しています。特に踵から入る刺激は体を調整する役目のセンサーが豊富に存在していますので瞬間的に高度に体を調整しなくては行けないスポーツにはとても大切になります。

もし合わない靴を履いていたり、扁平足や外反母趾など足に問題があるとした場合日常生活だけで毎日約1万回足裏のセンサーから脳へ誤った入力情報を送っている事になります。脳は身体にとって良い情報かどうかは判断できませんので入力された通りの出力を身体に伝えることになります。足の裏から入る刺激は、体幹や手足などの安定的な働きに作用しますのでお子様をみて日常的に姿勢が悪かったりスポーツの時に身体がフニャフニャしてしまうなどがある時は足を疑ってください。

足の重要性をご両親にお伝えさせて頂きテニスシューズと通学とラン兼用のシューズを見直して頂きました。

唯一地面に接している足はお子様の身体の成長にも大きな影響を与えます。定期的に足の状態を相談できるお店を見つけることをおすすめします。