テニスショップADO菅原です。テニスも含めフットワークはとても大事ですよね。はやくボールに追いつく、切り返すなど色々なスポーツで重視されフットワークや俊敏性をアップを目的としたトレーニングが多くあります。
そもそも『速く進む』とはどういう事でしょうか?ちょっと難しい話になりますが『進む』とは身体重心を次のスペースに移動させる事になるのですが、地球上で進む時必ず空間を移動しています。以前のブログでも話しましたが人も含め動物が動くためには外力が必要になります。空間を動く中でたくさんの外力を体に取り込み、利用し『進む』を成り立たせています。
*外力についてはこちら
『進む』とは身体重心を次のスペースに移動させる事
歩くと走るの違いはスピードになりますが速く動くためにはより大きな外力が必要になります。ですので効率的に外力を取り込み速く動く進むために大切な事は『大きく、ゆったり』です!!
テニスなどフットワークや俊敏性を目的とした足の回転数を上げて接地する回数を増やすことを目的とした指導やトレーニングがありますが接地する回数が多いことが速く進んでいる、動けているではありません。
そもそも地面に『接地』するとはブレーキをかけてる事になりますので接地数を増やす程、進みにくく、動きにくくなります。そして時間と空間を使えなくなりますので外力が効率よく使えず内力(筋力)に頼った非効率的な動きになってしまいます。ただ足の回転数をあげチョコチョコ接地している方が速く動けているような感じがしますよね。
でも足が速い動物達の共通点は『ゆったり、大きく』です。スピードが上がるほど空間を移動しますので接地する数が減っていきます。
私が大好きで良く使うスプリングボックの動画みてください。
圧倒的な外力主体の運動です。人も動物も同じです。優れたアスリートの共通点も圧倒的な外力主体の運動です。
恐れずに『ゆったり大きく!』動いて地球の大きな力を使いましょう。