テニスショップADO菅原です。当店にて女性の方で一番多い足のトラブルのご相談は『外反母趾』になります。女性の4人に1人が悩んでいると言われていますが。関節の痛み、神経の痛み、足裏全体の痛みなど症状は様々ですが痛みなどは特にないという方もいらっしゃいます。
骨形状の変形が痛みを発症するとは限らないのですが痛みがないからといって問題がないかというとそうではありません。私達人間の身体、全身には基本的に206個の骨があります。(大人)。そして足は片足で26個(種子骨入れると28個)つまり両足で52個(56個)で全身の骨の約1/4が足に集中しています。その結束が緩むと体に与える影響は大変大きくなります。
歩く時足の指の付け根から、地面を蹴りだす必要があるのですが外反母趾の場合蹴り出す関節面と関節軸が大きくずれているため本来の蹴り出しができなくなります。無機質なロボットであればあらぬ方向に歩いていったりまともに歩くことができなくなってしまいますが人間はそうはならないです。真っ直ぐに歩く事ができなくなってしまうことはありません。
身体的な構造の問題を代償する運動が無意識下でできるようになっているからです。そして膝、腰、背中、肩、肘、手首、首など全身への影響もでてきます。外反母趾はそのものの痛みがなくても足が上手く機能しない事による全身への影響は計り知れません。大人だけでなく、外反母趾を発症している子どもも少なくありません。早めに対処してあげて下さい。
あなたが今抱えている痛みの原因は足にあるかもしれませんよ。たかが外反母趾と侮るなかれ。