テニスショップADO菅原です。たくさんのシューズやインソールが市場に溢れていますが日本人がシューズを購入する際に大好きなワードがあります。『クッション性がいい』『軽い』『柔らかい』『脱ぎ履きしやすい』皆さんどうですか?

その中で『クッション性がいい』について深掘りしていきたいと思います。シューズ、インソールなど特に日本はクッション性重視のアイテムがたくさん販売されていますよね。着地時などの衝撃が足や身体への負担になると言われていますがこの衝撃を和らげる機能をクッション性と言います。

クッション性がいいとは『衝撃緩衝性に優れている』と言うことですがおそらく多くの方がクッション性と聞いた時に『柔らかいもの』を想像されると思います。シューズを履いた時やインソールに乗った時に『柔らかい!気持ちいい!』と感じて店内をちょこっと歩いて『足に優しい!』と感じて即購入!!

でも実はこれ『脳の勘違いです』。以前のブログ『やる気スイッチ!=ドーパミン』でお話ししましたが『心地いいなぁ』『気持ちいいなぁ~』とあなたが感じる瞬間にはドーパミンが分泌されます。脳は身体にとって良いものか悪いものかは判断できないので『柔らかい!気持ちいい!』という感覚にごまかされてしまいます。気づいたら痛みが悪化したり他の部位に痛みがでたりと。こう言う方本当に多いんです。

そもそも柔らかいものは衝撃緩衝性に優れていません。質問です。大変失礼ですがこれから鉄パイプで頭を殴りますのでここに防災頭巾とヘルメットを置いておきます。どちらか好きな方を選んでくださいと言ったら??

言うまでもありませんが間違いなくヘルメットを選びます。そうなんです。世の中にある身体を守るものはことごとく硬いものなんです。足も一緒です。クッション性がすべて悪いと言うことではありませんが衝撃吸収というよりも、 床反力の調整機能としてクッションは必要になります。人間の足部には、様々な機能が備わっており、それを存分に発揮することができるシューズやインソールの選択が重要です。