テニスショップADO菅原です。岐阜県からご来店のご兄弟に足のカウンセリングとSUPERfeetをフィッティングさせて頂きました。お兄様は初めてのご来店で現在は軽量4Eワイドモデル26.5cmをお履きでした。扁平足で膝の痛みがあり計測させて頂いたところ予想はしておりましたが足の骨格配列がグシャッと潰れた足、典型的な過剰回内の状態でした。
骨格配列がグシャッと潰れた足を基準にサイズを大きく、幅を広くした結果かかと周りの関節群が荷重した時に過剰に動きすぎてしまうことで、指先にいたるまで足が大きく広がってしまっています。そして現在お使い頂いているインソールにも問題がありました。『立方骨を下方から支える』というコンセプトのインソールです。
赤で囲った骨が『立方骨』↓ ↓ ↓
この立方骨と踵骨(踵の骨)でこうせいされているのが距立方関節です。関節面の作りがしっかり噛み合いロックしやすい構造になっています。外側部のアーチの頂点に位置する立方骨を下方から支えることで安定させると言うコンセプトですが、過剰回内でかかと周りの関節群が崩れることで、本来アーチ状の空間を作るはずの土踏まず部分が著しく低下し、足の裏や指の間が平らに近い状態になってしまっている足を外側から持ち上げてしまいますので回内(距骨下関節の運動用語)方向への動きがより強く働いてしまうのでより踵付近の関節たちが崩れることで更にグシャッと潰れた足になってしまいます。
●脛外旋→足部回外(距骨下関節の運動用語)→横足根関節ロック→足部アーチができる(強固で頑丈な足骨格)
●脛内旋→足部回内(距骨下関節の運動用語)→横足根関節アンロック→足部アーチが潰れる(軟弱で柔軟性のある足骨格)
足部が適正に動くためにはこの仕組みや動きが担保されている必要があります。『この位置』『この形』『この骨が大事』とかではありません。この動きを担保した唯一のインソールがSUPERfeetになります。
お兄様は今回SUPERfeetをご使用頂き配列を整えることでシューズを見直しサイズを1cmダウンして頂き25.5cmにさせて頂きました。まだサイズは下がりそうですので今後経過観察させて頂きます。