土踏まず(アーチ)が無い!~扁平足~
症状
立っている時(荷重時)に土踏まずが、地面に接している、もしくはその状態に近い足のことを一般的に扁平足といいます。この足の状態は、たくさんある足の骨同士の結束が緩み軟弱な骨組みとなり、骨格の頑丈さで体重を支えることが出来なくなってしまいます。筋肉や腱、靭帯などに大きな負担がかかり、障害や疲れ、運動のパフォーマンス低下などにつながっていきます。扁平足には、深刻な足の問題に発展するケースもあります。
(※PTTD=後脛骨筋腱機能不全: (土踏まずを作るアーチ)内側アーチを保持する主要な筋腱である後脛骨筋腱が部分断裂をおこし、機能的にアーチを支えることが出来なくなる障害。)
改善するためにはどうすればいいの?
スーパーフィートインソールと扁平足
扁平足は、ただ単に土踏まずが崩れてしまっている状態だと思われがちですが、本当は違います。扁平足の場合、かかと周りの関節群が崩れること(オーバープロネーション(過剰回内))で、本来アーチ状の空間を作るはずの土踏まず部分が著しく低下し、足の裏が平らに近い状態になってしまいます。
お子様の『シューズがきつい!』に要注意!
お子様の足が成長し靴のサイズが大きくなる事は親御さんとってうれしい事ですよね。でもお子様の足は皆さんが思うほど成長しません。
数ヶ月の間にシューズサイズを変更しているお子様の足は私の経験上ほぼ足の骨格配列が崩れて縦にも横にも広がってしまっている足になってしまっています。シューズがきついのもサイズを大きく、幅を広くした結果かかと周りの関節群が荷重した時に過剰に動きすぎてしまうことで、指先にいたるまで足が大きく広がってしまうためシューズ内で当たってしまっています。日常の靴もそのような靴の選び方をされていますので結果、負荷がかかるスポーツの時に部位に負担がかかり足、膝、腰等痛みが発生してしまいます。
土踏まず(アーチ)を無理やり持ち上げてしまうと逆効果
扁平足の場合、低下した土踏まずを無理やり持ち上げてしまうと逆効果になります。重要なのは、原因であるかかと周りの骨格を整え、足本来の働きを導き出すことにあります。かかと周りの関節群を安定させ、「かたち」をつくるのではなく、足の骨格が適正に動くように働きかけるコンセプトのスーパーフィートインソールが有効です。スーパーフィートインソールは、扁平足がもたらす足裏の痛みや疲れなどを緩和することが期待できます。