テニスショップアド菅原です。あらゆるスポーツに共通する内力=筋力主体の自分からしかけにいく非効率的な運動感覚からの脱却に有効なのは「LSD(ロングスローディスタンス)」。フットワークに自信がない、怪我を繰り返す人などの共通点は『ゆったり、大きく動けない』=『ゆっくり走る事ができない』
いわゆる股関節主体の脚を振り下ろす運動、そして足で地面をとりにいく『踏み足』主体の走りになります。LSDでキロ9分台、5キロくらいの距離、または1時間くらい走りこのペースを保つ事ができない人は内力主体の『踏み足』確定です。できたとしてもキロ4〜6分台で走るよりも脚の疲労感などが強くなる人も『踏み足』確定です。
バウンディングイメージのナチュラルな外力主体の運動感覚にするには自分が思う4〜5倍ぐらい体をゆったり大きく動かし全身落下しキロ9分台で走ってください、5キロくらい走り疲れ切ったところで身体が運動を選びはじめます。楽=効率を選んでいき力が抜け物足りない感覚になってきます。(不整地ならさらに最高です)
その感覚が我々が何百万年もかけて手にいれた地球上で2足で動くという外力主体の運動感覚になります。内力主体=筋力の運動感覚が身についてしまっている人は力が抜けてしまうという感覚を嫌がり体を動かしている感覚、地面を踏む感覚、道具を振る感覚などをとにかく欲しがります。
筋肉はメインの動力ではありません。入力された感覚に対して中枢神経系が運動における筋活動を勝手に選びます。つまり勝手に硬くなったり柔らかくなったり、強弱を自動的に行います。私達の身体は勝手にうまいこと調整してくれるシステムを多用していますので思い切って楽=効率の運動感覚にあずけてみて下さい。
とにかく『ゆったり!大きく!楽ちん!』な感覚を探して下さいね。